#
MUSASHI2 Viewer
2002-12-09, 同日夜にも更新
♪きむらかずし
ここはたぶん <http://kimux.org/mac/musashi2-viewer.shtml>
です。
はじめに
諸般の事情により、5 年以上もお世話になったメーラー MUSASHI 2 にお別れし、Eudora 5.1-J for MacOS X
に乗り換えることにしました。ついては、メールボックスの変換のために、藤岡さんの MUSASHIビューア(fat)
ver 0.8b を使わせていただいたのですが、ちょっとした問題が発生。幸い( REALbasic
による)ソースコードが公開されていたのでこれを改造し、無事、メーラーの乗り換えに成功しました。ここでは、改造版 のMUSASHIビューア(
MUSASHI2 Viewer ver 0.9a )および、MUSASHI 2.3.4 から Eudora 5.1-J
への乗り換えメモを公開します。
MUSASHI2 Viewer 0.9a
MUSASHI 2.x 専用を強調するために、 MUSASHI2 Viewer と改名しました。MUSASHI 3.x
には(たぶん)使えません。バージョンはオリジナルより 0.1 だけ進め、そのアルファ版としました。
私はケチって、REALbasic
の評価版をダウンロードしただけなので、当初はソースコードのみの配布でしたが、すぐに藤岡さんが REALbasic 3.5
でビルドしてくれたので、その実行ファイル(FAT)もつけました。 REALbasic 4.5 をダウンロードすればご自分でビルドもできます。
藤岡さんのオリジナル( ver
0.8b )との違いは以下の通りです。
- オリジナルは昔の REALbasic で書かれている。最新版の REALbasic 4.5.2J
でのエラー(例:コントロール配列のメンバーでないコントロールをダイナミックに作成することはできません)を回避するため、プロパティ等をいじった。
- MUSASHI 2 のインデックス情報から Subject を切り出すときに、先頭に NULL が入るバグを修正。
- 旧 Eudora 形式の TOC ファイルを書き出すときに、長い文字列での Eudora のバグを避けるため、あらかじめ
Subject を 54 バイト、 From を 47 バイトに切っておく。
- 上記のとき、 ShiftJIS コード( 2 バイトで 1 文字)が生き別れになる場合は、1
バイトのスペースで置き換える。これを関数 LeftB2() として追加。
- パスカル文字列を返す関数 pStr() で、パスカル文字の長さのところ(先頭の 1
バイト)に、指定バイト数より長いバイト数が入ってしまう可能性があったのに対応。
MUSASHI 2.3.4 から Eudora 5.1-J への乗り換えメモ
- MUSASHI2 Viewer を使って、 MUSASHI 2.3.4 のメールファイル(例: InBox )を、旧 Eudora
形式(メール本体 InBox と、目次ファイル InBox.toc )に変換します。念のためこれはバックアップしておきましょう。
- Eudora 5.1.1-Jr2 for MacOS9
(評価版でもOK。このときだけ MacOS X 版はダメ!! ※)のアイコンに、変換したメールファイル(例: InBox
)をドラッグ&ドロップすると、そのファイルおよび目次ファイルが合体して、ひとつの Eudora 5.1 形式のメールファイルになります。
- この時点では、変換済みメールファイルは、Eudora
にはエイリアスのメールボックスとして認識されますが、必要に応じて、しかるべき場所、一般的には Eudora Folder 内の Mail
Folder に移動するとよいでしょう。
- 一度、新しい Eudora 形式に変換してしまえば、 Eudora 5.1-J for MacOS X でも扱うことができます。
※ Eudora 5.1.1-Jr2 for MacOS X は、旧
Eudora 形式のメールの読み込み変換時に、長い Subject のメールがあると、それに続く次のメールがくっついてしまう(本来 2
通あるのに 1 通になってしまう)ことがあります。新しい Eudora 形式に対してはこの問題はありません。
謝辞
- とっても使いやすい MUSASHI 2.x を作ってくれた弥園さんに感謝。乗り換えてすみません。
- MUSASHI ビューアを作ってくれた藤岡さんに感謝。ソースコード公開に大感謝。
- 評価版を公開してくれている REALbasic に感謝。買わなくてすみません。
♪きむらかずし / kimu*st.rim.or.jp (← * を @ に置き換えてください)/ made with Mozilla 1.2
Composer