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メイキング・オブ・ブレードランナーの間違い探し

Copyright(C) 1997-1998 by ♪きむらかずし <kimu@st.rim.or.jp>

$Date: 1998-03-02 22:53:47+09 $ $Revision: 1.16 $

目次

    1. はじめに
    2. 履歴
    3. 関連資料
    4. 間違い探し
    5. コルブ氏の異名:バージョンはいくつあるのか?

1. はじめに

『ブレードランナー』を見る目で『メイキング・オブ・ブレードランナー』を 読んでいたら...ついつい、こんなチェックリストを作ってしまいました :-)

本リストの対象は、ほとんど初版第一刷です。正式な正誤表、あるいは改訂版 のリリースを期待したいと思います。

凡例:
    間違った文章 → 正しい文章
    // ← この記号以下は、説明文です。

もっと凄い間違いを発見したら、教えてください。もちろん、私も間違っている かもしれませんよ。

2. 履歴

$Log: mak-err.txt $
Revision 1.16  1998-03-02 22:53:47+09  kimu
    p.264 長さ45インチ(2.5メートル)→(1.1メートル)。武田真和さん発見。
    3. 関連資料に Web ページ『幻泉館』の書評を追加。
    久々の更新。PRE タグを使った手抜き HTML 化。
Revision 1.13  1997-07-04 11:15:02+09  ROOT_DOS
    ちょっとした加筆、修正。
    以下は全て、西聡さんからの情報:
    p.16 発表するも「の」だ。
    p.20 原書の間違い?ホールデンがパーティションを破るのは被弾一発目。
    P.23 原書の間違い?デッカードはセバスチャンには直接会っていない。
    P.437 原書の矛盾?その影の正体は。 P.205 の方が正しい?
Revision 1.12  97/05/18
    p.19 冒頭の引用部分「回収」、
    p.31 最終行 「聖書の解釈」 → 「釈義」
    p.32 中段「括弧閉じず
    p.33 下段「ナルコティクス」、 p.33 最終行『転送されざる人間』?!、
    p.34 パイク司教、 p.95 上段メビウスは「尊大」?、
    p.205 下段「コルブの編集」、 p.240 中段「括弧とじず
Revision 1.9  97/04/13
    p.27 朝倉 → 浅倉、 p.180 1 行目が前ページと重複(有澤真庭さん発見)
    p.462 原作タイトルの "?" 抜けは、映画自体から!
    「2. 履歴」を追加
Revision 1.5  97/04/04
    japan.movies.bladerunner と WWW にて公開

3. 関連資料

『メイキング・オブ・ブレードランナー』
ポール・M・サモン著  品川四郎 監訳  株式会社ソニー・マガジンズ発行
本体価格 3,800円  ISBN 4-7897-1167-6

"FUTURE NOIR: THE MAKING OF BLADE RUNNER" by PAUL M. SAMMON
Harper Prism, U.S.$14.00, ISBN 0-06-105314-7

BLADE RUNNER FAQ (WWW version)
    <http://www.uq.edu.au/‾csmchapm/bladerunner/>

ブレードランナー FAQ 日本版を含む、一読者の Web ページ
    <http://www.st.rim.or.jp/‾kimu/br/index-j.html>
このテキストの最新版は、ここに置きます。一応 HTML 化!NEW!
    <http://www.st.rim.or.jp/‾kimu/br/future-noir-j/mak-err.html>

『幻泉館』のキツい書評 NEW!
    <http://www02.so-net.or.jp/‾kaz_yah/books/junk/index.html>

 

4. 間違い探し

p.14 
こういった映画は『2001 年宇宙の旅』以来のものだ。両方とも原作者のフィリッ
プ・K・ディックのパラノイドと、(以下、省略)
// もちろん『2001 年〜』 の原作者は、アーサー・C・クラーク。
// 「両方」(原文では both )は、『ブレードランナー』と『2001 年宇宙の旅』
// を指すのではなく、まったく別の言葉同士を結んでいる。

p.14
『テルマとルイーズ』 → 『テルマ&ルイーズ』

p.16
あとの内容はすべて初めて発表するもだ。 → (省略)発表するものだ。
//                                ^「の」が抜けている。

p.19  冒頭の引用部分
しかし "回収" と言われた。 → ?
// 「回収」の原文は "retirement" で、翻訳に困る単語である。
// 映画の字幕ではこの単語の翻訳は避けて通っている。
// ちなみに、この映画の序文については、ブレードランナー FAQ 日本版に
// 可能な限り原文に忠実に翻訳したものがあるので参照のこと。そこでは
//  "retirement" を「廃棄」としてみた。

p.20 中段
ヴォイト=カンプ → フォークト・カンプフ
// 『アンドロイドは電気羊の夢をみるか?』の翻訳に倣っていない。
// でも、映画での発音はヴォイト・カンプの方が近い?
// p.37 も参照

p.20 下段
ニ発目の衝撃で、ホールデンはパーティションをぶち破ってしまう。
// 原書の誤り?既に一発目でパーティションを破っている。

p.23 上段
デッカードは(省略)グロテスクな人物たちに出会う。(省略)J・F・セバスチャン
// 原書の誤り?デッカード自身は、セバスチャンに会っていない。

p.27
朝倉久志 訳 → 浅倉久志 訳

p.31  最終行
「聖書の解釈」 → 「釈義」
// 日本では、こう訳すのがキマリ ;-)

p.32  中段
ディック末期の視覚体験は「神
// この括弧(「)は、閉じていない。

p.33  下段
ナルコティクス → 麻薬

p.33  最終行
『転送されざる人間』 → 『テレポートされざる者』
// 少なくともサンリオ SF 文庫では、このタイトルで出版された(絶版)。

p.34
ビショップ・ジェームズ・パイク → ジェームズ・パイク司教

p.35
『Nany』 → 『ナニー』(仁年賀克雄訳/ちくま文庫『人間狩り』収録)
『The Defenders』 → 『地球防衛軍』(浅倉久志訳/『永久戦争』収録)
// ディックの短編のタイトルが、邦訳があるのにもかかわらず、
// オリジナルのままになっている。

p.36
コンアプト → コナプト
// 『アンドロイドは電気羊の夢をみるか?』の翻訳に倣っていない。

p.37
ヴォイト・カンプ → フォークト・カンプフ
// 『アンドロイドは電気羊の夢をみるか?』の翻訳に倣っていない。
// ここでは意識して、ヴォイト・カンプに統一しているようだ。

p.95  上段
あるいは、単純に彼の作品が尊大だというだけ → ?
// 「尊大」では悪口になってしまうが... "insolence"

p.180
あのショットで俺は(省略)ほとんどわからないだろ → 削除!
// 前ページ p.179 の最終行と重複している。

p.191
ロー連巣・G・ポール → ローレンス・G・ポール

p.191
教皇ヨハネ・パウルニ世 → 教皇ヨハネ・パウロニ世

p.205  下段
以上は、ウィリアム・コルブの編集した「レトロ(省略)」の記事“ブレ(省略)
// 読み間違いやすい。 Kolb 氏が編集したのは、記事“ブレ... の方である。

p.227  1 行目
っとバドとジェリーとうまくやっていきたいを思っていたことを(以下、省略) →
っとバドとジェリーとうまくやっていきたいと思っていたことを(以下、省略)
//                                      ^^「を」→「と」

p.227  中段
『クレジットは“『ブレードランナー』、(省略)バド・ヨーキン“に(省略) →
『クレジットは“『ブレードランナー』、(省略)バド・ヨーキン”に(省略)
// 全角文字のダブル・コーテーションが閉じていない。         ^^

p.227  下から 11 行目
し、実際には、これらの提案の多くは出されなかった →
し、実際には、これらの提案の多くは出されなかった。
// 最後に「。」が抜けている。

p.235
(省略)、次のもっといいことを思いついているの。 →
(省略)、次のもっといいことを思いついているのだ。
// 「だ」が抜けている。これはシド・ミード(もちろん男性)の発言。

p.240  中段
「リドリーは撮影中は厳しい監督だと思う。(以下、省略)
// この括弧(「)は閉じていない。

p.264 下段 NEW!
長さ45インチ(2.5メートル)→長さ45インチ(1.1メートル)
// 単位変換の単純なミス。正確には 1 インチ = 0.0254 メートル。

p.277
(省略)、ドン・ベイカーによりつなげられ(tied together)、
// 括弧内の原文は、試訳段階のメモを消し忘れたものでは?

p.288
「そこで、私はリドリーの言った
「そこで、私はリドリーに言った
//                    ^^「の」→「に」
 
p.317
このキビーが、第3のナレーションを書いた人物なのである。。 →
このキビーが、第3のナレーションを書いた人物なのである。
// 最後のマルが一つ余計。

p.335  2 行目
彼は → 彼女は
// ポーリン・ケールは女性

p.335  上段
エッセイ → エッセイ( "Baby, the Rain Must Fall" と題された)
// 括弧ごと欠如している。このエッセイの題名は、次ページに登場...

p.336
『ベイビー、雨が降るよ』 → "Baby, the Rain Must Fall"
// あえて翻訳すれば、『ベイビー、雨が降らなきゃ』?
// ストーリーや映像を「雨」でごまかそうとしているとの皮肉か?

p.344
ウイリアム・M・コルプ → ウィリアム・M・コルブ
// 『15  カルト作品への道』の中は全て。少なくとも 2 箇所。
// ちなみにコルブ氏は、まさにカルト・キングと言うべきブレラン・マニア。

p.358
『シザー ハンズ』 → 『シザーハンズ』
// 空白は不用

p.389
(省略)、1982年のバージョンより星半分は上がった」とケルブは伝える。 →
(省略)、1982年のバージョンより星半分は上がった」とコルブは伝える。

p.437 下段
この「不可解な影」の人物は撮影監督のジョーダン・クローネンウェスと、
監督のリドリー・スコットである。
// p.205 の記述と食い違う。影の一人はカメラを担いでいるのだが...

p.462
"DO ANDROIDS DREAM OF ELECTRIC SHEEP" →
"DO ANDROIDS DREAM OF ELECTRIC SHEEP?"
// なんと、映画『ブレードランナー』のクレジット自体が間違っていました!
// (『完全版』および『最終版』ビデオで確認)
// 当然(?)、原書でも "?" が抜けています。

p.468
ウィリアム・K・コルブ → ウィリアム・M・コルブ
// フィリップ・K・ディックとごっちゃになってしまった?

5. コルブ氏の異名:バージョンはいくつあるのか?

    正     ウィリアム・M・コルブ (William M. Kolb)
    -----  ---------------------
    p.344  ウイリアム・M・コルプ
    p.389                 ケルブ
    p.468  ウィリアム・K・コルブ 
--- end ---